燕三条には、金属加工や鍛冶を中心に、大小さまざま、そして多種多様なものづくりを行う工場が多くあります。

外観は普通の一軒家、でもそこは、70代の職人さんが1人、長細い鉄と鋼のかけらから美しい和鋏を見事な手際で産み出していく昔ながらの鍛冶工場。

手入れが行き届いた庭を眺めながら、およそ工場とは思えない風格ある建物へと足を踏み入れると、畳の広間でひたすら銅を叩く職人さんの姿とその音に心を奪われてしまう、銅器の工場だということに気づかされます。

牧歌的な風景が窓から覗く古い鍬工場では、工場長の魅力ある素朴な人柄と丁寧な説明が心地良く、ついつい長居してしまう。

それぞれの工場は、場所や環境も違えばつくりだすものや製法も異なります。

普段は完成品だけを見ながら日常を送る私たちにとっては
非日常の場所ですが、完成品に至るまでの工程には多くの魅力が凝縮されています。

きっと訪れた工場の数だけ、新しい発見が待っています。