金型に、美しい模様を刻み込む
皆川彫金

カトラリーに施された繊細で華やかな彫刻たち。金型を使ったプレス加工によって製造されるスプーンやフォークは、模様も金型によって刻まれる。その金型に手作業で彫刻をするのが金型彫金師の仕事だ。「彫金によって型ができたときよりも、実際の製品になって見せてもらった時が嬉しいですね」。そう語る皆川茂信さんは50歳だが、燕地域の金型彫金師で一番の若手。「彫金はカトラリー製造がうまくいくかどうかを左右する大事な仕事。常に目標を高く持って自分に厳しくなければと思っています。ただ従来のままをつづけていればいいという甘えはありません」。手作業で様々な形状に刃付けをした無数の「タガネ」を始め、彫金に欠かせない愛用の秘密道具も必見だ。