寸分の狂いもない、「合わせ」の技
小由製作所

二本を組み合わせて一対の道具になる「合わせ物」を専門で製造している小由製作所。左右が寸分の狂いもなく噛み合うように完成させるためには、熟練の技が必要となる。「中学を卒業してから鍛冶を始めて60年。家業があれば、後を継ぐのが当然だという時代でした」と語る小林由夫さんは二代目。「鍛冶職人は全行程をじぶんでやらなければ駄目。できた品物が、買う人や使う人に気に入ってもらえた時に満足することができる。いくら形が良くても、使いづらかったら意味がありません。相手が使いやすいように工夫することが必要。気に入ってもらえれば、必ず次の注文が入るから」。仕事に対する真摯な姿勢が、高い品質の源となっている。