「目立て」で、おろし金に魂を宿す
ツボエ

大根やわさびをすりおろす「おろし金」を製造するツボエ。ヤスリ工場として創業し、歴史は110年以上。おろし金を製造するようになってからも40年以上が経つ。「ヤスリの需要が減り、おろし金をつくれないかと相談されたことがきっかけです。共通するのは“目立て”です」と、代表の笠原伸司さんは語る。目立てとは、金属板の表面におろし刃を掘り起こす作業のこと。ツボエにとっては命とも言える重要な技術が詰まっているため非公開となっている。他にあまりないおろし金という製品をつくる中で、最近は地域への責任も感じるようになったそうだ。昔ながらの羽子板型のおろし金から、調理機械に取り付ける丸型おろし金まで、100種類以上のおろし金の製造を手掛ける「おろし金専門メーカー」。